東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は函館2歳Sの振り返りと、札幌開幕週でデビュー予定の注目馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜函館で世代最初の重賞・函館2歳Sが行われました。
勝ったのは前回の当コラムでもご紹介したサトノカルナバル(牡、父キタサンブラック、母リアリサトリス)。北海道デビュー組以外が同レースを勝ったのは史上初めての快挙でしたが、当欄では東京での同馬の勝ちっぷり、そして函館遠征&距離短縮を決断した堀宣行厩舎のジャッジをピックアップしました。
レースでは促されながら好位4番手をキープ。直線で外に出されると、逃げ粘りをはかるニシノラヴァンダをゴール前できっちり捕らえてみせました。勝ちタイム1分09秒2はレヴァンテライオン(2016年)、ビアンフェ(2019年)と並ぶ函館2歳Sのタイレコード。東京1400とは全く異なる流れに対応したセンスも含めて、今後も要注目です。
逃げたニシノラヴァンダが2着、2番手のエンドレスサマーが3着という“行った行った決着”のなか、中団後方から差のない4着まで追い込んだのがヤンキーバローズ(牡、父エピファネイア)。母キャンディバローズ(ファンタジーS)という血統背景や、『もう少し距離があった方が…』(岩田康騎手)というコメントからは、今後の“伸びシロ”を感じさせました。こちらも要チェックです。
さて、今週から北海道は函館から札幌開催へとチェンジ。開幕週を狙っていた新馬から、日曜札幌芝1800mを予定しているショウナンサムデイ(奥村武)をご紹介しましょう。
▲父・母ともGI・2勝の良血ショウナンサムデイ