東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の新潟2歳Sの振り返りと、今週末の中京2歳Sの注目馬、今週末デビュー予定のグランアレグリアの初仔・グランマエストロについて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週は日曜新潟で新潟2歳S(GIII)が行われました。勝ったのは1番人気のリアライズシリウス。スタートで後手に回って、直後は最後方。しかしすぐに巻き返して道中は2番手から。それでも逃げ切りだった初戦とは異なる形になりましたが、真価を発揮したのは最後の直線。
楽な手応えのまま先頭に立つと、慌てることなく馬場の荒れていない外めへ。そのまま後続をグングンと突き放して、2着タイセイボーグに4馬身差をつける圧勝劇を収めました。
前後4F47.8-45.6秒のスローペースながら、決着タイム1分33秒4はレースレコードタイ。また先週の当コラムでは「控える形になってどうか」という手塚調教師の談話をご紹介しましたが、そういった不確定要素をクリアしての勝利だけに価値は高まります。
父は新種牡馬・ポエティックフレアで、近親には2012年のアルゼンチン共和国杯(GII)を制したルルーシュ。かつて新潟2歳S勝ちからGIホースへと飛躍を遂げたハープスターやセリフォス、アスコリピチェーノらのように、リアライズシリウスにも今後ますますの活躍が期待されます。
さて、今週は日曜中京で中京2歳S(GIII)が行われます。新設の重賞で、今年が記念すべき第1回目。前身は芝1200mの小倉2歳Sでしたが、舞台は中京の芝1400mへと替わりました。