東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週のデイリー杯2歳Sの振り返りと、月曜東京・東京スポーツ杯2歳Sの注目馬ついて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜京都でデイリー杯2歳S(GII)が行われました。過去10年の勝ち馬から後に4頭がGI馬となった出世レース。今年は1番人気のリアルスティール産駒・アドマイヤクワッズ(牡、友道)が制しました。
互角のスタートから、サッとポジションを下げて道中は最後方のインへ。直線ではそのまま最内を突き、先に抜け出した2番人気・カヴァレリッツォと一騎打ち。びっしりと馬体を並べた追い比べの末、最後はアタマ差前に出てフィニッシュしました。
これでデビュー戦に続く2連勝。前残り決着を後方から差し切った初戦に続き、今回は2歳コースレコード。加えて競馬ぶりも初戦の外差しから、今回はイン突き。前日輸送の東京から、当日輸送の京都など、もろもろ異なるシチュエーションで連勝してきた点からも高い価値が感じとれます。
母デイトライン、半姉ワンザストーリーともにJRA未勝利ながら、祖母のパシフィックリムはフランスのマルレ賞(G2、芝2400m)の勝ち馬。今後も要チェックです。
そんなわけで今週は月曜東京で、いよいよ東京スポーツ杯2歳S(GII)が行われます。私が所属する東スポの社杯であることを抜きにしても、誰もが認める超、超、出世レース。これまで多くのGI馬を輩出し、“ダービー馬”に限定しても、過去10年でワグネリアン、コントレイル、クロワデュノールの3頭が、この東スポ杯を足がかりに世代の頂点に立ちました。
