東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の東京スポーツ杯2歳Sの振り返りと、土曜京都・京都2歳Sの注目馬ついて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
月曜東京では出世レースの東京スポーツ杯2歳S(GII)が行われました。勝ったのは3番人気のパントルナイーフ。互角のスタートから、道中は中団でじっくり脚を溜める形。3~4角でジワリとポジションを上げると、直線では楽な手応えで先頭を伺う構え。ラスト300mで追い出しにかかるや、一気に先頭に立ってそのまま押し切りました。
夏の新潟のデビュー戦こそ2着と取りこぼしたものの、その後は2連勝。先週の当コラムでも書いた通り、目下の充実ぶりがレースでのパフォーマンスに結びついています。
キズナ産駒の牡馬で、近親にはメートルダールやパラレルヴィジョンら、重賞勝ち馬の名前も。今後ますますの活躍が期待されます。
アタマ差2着のゾロアストロも要チェック。道中は勝ち馬より後ろのポジション。直線ではさらに外から3F32秒7の脚で追い上げたものの、わずかに及ばず。しかし前後4F48.5~45.0秒のスローペースを考えれば、負けて強しの内容でした。
新馬(2着)、サウジアラビアRC(GIII・3着)とマイル戦では結果ひと息ながら、1800mでは未勝利勝ち、そして今回とレベルの高い走りを発揮しています。
さて今週は土曜京都で京都2歳S(GIII)が行われます。今年で第12回目と歴史の浅いレース。何頭ものGI馬を送り出している東スポ杯2歳Sや、デイリー杯2歳S(GII)と比べると見劣りは否めませんが、それでも一昨年はシンエンペラー、昨年はエリキングが勝ったように、ここにきてレベルアップの兆候も見受けられます。
今年は12頭が登録。オープンや1勝クラスの好走馬、新馬や未勝利で強い勝ち方をした馬など、多士済々の顔ぶれとなりました。
