個人的な話になりますが、今週は10年ぶりに札幌競馬場に滞在して取材をしました。10年前はまだ旧スタンドで、9月の中山開催の裏で行われていた“2回札幌開催”が自分の担当。グランデッツァ→ゴールドシップで決まったGIII・札幌2歳Sは今も印象に残ってます。
あれから10年。滞在する関係者・・・、とりわけジョッキーの顔ぶれは随分と変わりましたが、楽しく取材をすることができました。
なかでも個人的に注目しているのは横山和生騎手です。2018年は年間9勝にとどまっていた同騎手ですが、2019年は17勝、昨年は30勝と右肩上がり。そして今年は先週までに34勝を挙げ、関東リーディング3位。昨年1位だった実弟・横山武史騎手に勝ち星で並んだのです。
▲2021年好調の横山和生騎手
緻密な戦略家で、点ではなく線で競走馬やレースのことを捉えている和生騎手。ローカルでの豊富な騎乗経験から関西の厩舎ともパイプがあります。この夏の北海道シリーズで、さらなる飛躍を遂げそうな予感がします。そんな彼の騎乗馬に今週は注目。
夏の北海道シリーズ、注目は今年大ブレーク中のあの騎手!/東スポ・藤井記者のトレセンレポート
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。