今週の火曜(27日)から美浦トレセンのウッドコースでセンサーを使った“自動計測”が本格導入されました。
これまで東西トレセンでは坂路コースで自動計測が採用されていましたが、その他のコースは採時担当のトラックマン…いわゆる“時計班”がストップウォッチでタイムを計る手動式が採用されていたため、新聞各社によってタイムにバラつきがあったり、あるいは濃霧などによる視界不良の際には計測不能に陥ったりしていました。
しかし自動計測の採用により、各社の数字が均一化されるうえ、天候にも左右されず安定して調教タイムが供給されるようになったのです。
これについてメディアやファンの意見は様々で、一部では“時計班の仕事が奪われる”とか“競馬専門紙が困る”との憶測もあるようですが、個人的には全くのナンセンスだと思っています。
2021/07/30 (金)
【前編】美浦トレセンのウッドコースで導入された自動計測システム。これから何が起こるのか/東スポ・藤井記者のトレセンレポート
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。