今週は月曜競馬、火曜全休の変則日程。注目は“通常通り”を貫いたあの馬/東スポ・藤井記者のトレセンレポート

先週の当欄ではセントライト記念の注目馬をご紹介し、変則月曜開催にも関わらず通常通りの“水曜追い切り”に徹したソーヴァリアントについて書かせて頂きましたが、結果は早め先頭から2着を守った堂々たる内容。

テンションに課題のある馬だけに『水曜追いにしたことで、追い切りからレースまでの間隔をいつもより1日多く取れたことはプラスに働くかもしれません』と記しましたが、まさにパドックでは普段よりも落ち着いた気配で、その効果を感じさせました。

一方で調教の気配平凡としたオーソクレースが3着に食い込んだ点にはびっくり。陣営は追い切りについて『馬が加減していただけ』と話していましたが、その言葉通りに実戦では一変の走りを披露。レース後には素直に厩舎サイドの言葉を聞いていれば…と後悔しましたが、“こんなこともある”と気を取り直したいと思います。

さて今週の美浦トレセンも先週の変則開催のアオリを受けて、イレギュラーな日程でした。本来は月曜がトレセン全休日で火曜から1週間が始まるのですが、今週は月曜に競馬があったため、火曜が全休日。そのため全休明けとなる水曜は普段より追い切る馬が少なく、そのぶん木曜日に追う馬も数多くいました。

そんな中、特例が認められた馬たちもいます。日曜重賞に使う馬やその帯同馬は、事前に申請しておけば通常通りに火曜に馬場入りをし、水曜に追い切ることができるのです。