先週の皐月賞は関東馬のワンツーフィニッシュ。勝ったジオグリフはともかく、個人的にはキャリア2戦&昨年11月以来の臨戦だった2着イクイノックスを軽視していたために、かなりインパクトの大きな結果でした。改めて現代のトレセン&牧場の調教技術の高さを思い知らされたような気がします。
それから最近の関東馬の勢いにも目を見張るものがあります。今年は先週までに平地GIが5レース行われたのですが、うち4レースで関東馬が勝利をしました。全体的な馬の層や、地理的な問題から関東馬に絶対不利な小倉競馬場の存在もあり、トータルの勝ち数や賞金では西高東低の図式は変わりませんが、基本的な調教技術において関東が関西に劣るわけではないことは証明されつつあると思います。このことは関東で取材をし続けてきた身としては喜ばしいですし、今後もますますの活躍を期待したいものです。
さて今週は日曜に東京でG2フローラSが行われます。関東からも複数の有力馬がエントリーしてきたので、それぞれジャッジしたいと思います。
今年は平地GI5戦4勝と絶好調の関東馬。G2フローラSの関東馬ジャッジは? /東スポ・藤井記者のトレセンレポート
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。