先週のオークスは当欄でも取り上げたスターズオンアースが優勝。桜花賞が接戦だったこと、それから大外18番枠が嫌われたのか3番人気に留まりましたが、レースでは堂々たる走りで二冠を達成。昨年12月のG3チャレンジC(ソーヴァリアント)以来、JRAでは重賞勝ちから遠ざかっていたクリストフ・ルメール騎手にとっても久々のお立ち台となりました。
さて今週はいよいよ日本ダービー。“4強”とも言われる皐月賞の上位4頭のうち3頭が関東馬ですから、それぞれしっかりリポートしたいと思います。
まずは皐月賞馬ジオグリフ。朝日杯FS5着→G3共同通信杯2着と続いた悪い流れを断ち切るべく、前走は課題のゲートの見直しと、“攻め”の調教でメイチの仕上げを施されていました。しかし、レース後には激走の疲れが出て『脂が抜けてアバラが浮き出るような体』(木村調教師)になったそうですが、そこから3週間の放牧を挟んで超回復。
▲2冠達成を狙うジオグリフと福永騎手
今週はいよいよ日本ダービー。関東の“トップスリー”の状態面をジャッジ/東スポ・藤井記者のトレセンレポート
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。