ソングライン→シュネルマイスター→サリオスと、関東馬のワンツースリーで幕を閉じた先週の安田記念。これで2022年の平地GIは関東馬が11戦7勝と大きく勝ち越しています。
当コラムでもたびたび書いてきましたが、私が競馬記者として取材をするようになってからは、ずっと“西高東低”と言われ続けてきただけに、昨今の関東馬の躍進は我がことのようにうれしく思います。
改めて春のGI戦線を振り返ると、最も印象に残ったのは牝馬二冠のスターズオンアースでしょうか?
一方、“人”に目を向ければ、木村哲也厩舎の躍進が非常に目立ったように思います。GI勝ちこそジオグリフの皐月賞だけでしたが、イクイノックスが皐月賞、ダービーと連続で2着すると、ヴィクトリアマイルではファインルージュが2着。オークスではプレサージュリフトが5着。海外ではオーソリティがネオムターフC(サウジ)を制すなど、コンスタントに大レースに有力馬を出走させて、存在感をアピールしていました。
先週の東京・2歳新馬では同厩舎のノッキングポイントが3馬身差の大楽勝をおさめて、新たなスター候補も誕生。今後も目を離すことができません。
そんなわけで今週は東京でG3エプソムCが行われますが、やはりここも注目は木村厩舎のダーリントンホールです。
▲エプソムCに出走するダーリントンホール
エプソムCの注目は春のGIシリーズで存在感を示した実力派厩舎が送り出すあの馬!/東スポ・藤井記者のトレセンレポート
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。