関東圏の競馬は福島から新潟に。気持ちも新たに狙ってみたい馬とは？/東スポ・藤井記者のトレセンレポート

先週は関東馬が出走する重賞がひと鞍もなかったために、メインレースにこだわらず耳にしたおススメ情報を列挙したのですが、結果は残念ながらどの馬もパッとせずに敗退。心も財布もズタボロの結果に終わりました。

が、長年この仕事を続けていれば、こんな時もあるというのは重々承知しています。舞台は荒れ馬場だった福島から、開幕週の新潟へと変わりますし、気持ちを切り替えてこの1週間、取材を続けてきました。

なかでも最も“買いたい”と思わせたのは土曜新潟5Rのモリーダーリンです。


▲土曜新潟5R(芝1600m)でデビューするモリーダーリン

所属は国枝栄厩舎。関東のトップステーブルながら、あまり新馬戦に強くないことはよく知られており、現2歳世代もすでに11頭がデビューして成績は〈1.1.1.8〉。人気はすべて1～4番人気以内の高い支持を受けていたことを考えると、なかなか手を出しづらいですが・・・それでもあえて狙ってみたい1頭なのです。

1週前追い切りでは格上の古馬を相手に優勢な動きを見せて、鞍上の戸崎騎手も好感触。今週はさらにタイムも短縮して、美浦Wコースで5ハロン66.9―51.7―11.4秒の好時計をマークしました。