さあ、今週は桜花賞。リバティアイランド一強ムードも漂いますが、重賞勝ち馬10頭と粒揃いなのでどんな結末になるのか…。みなさんも予想を楽しんでいることでしょう。
そんな今年の桜花賞ですが、フルゲート18頭に26頭がエントリー。8枚ある優先出走権のうち5枚を1勝馬が獲得したことで、近年稀にみるボーダーの高さとなったことも話題になりました。
桜花賞登録当初は、G1・2着のシンリョクカでも除外対象になるほど。竹内師は『まさかここまで増えるとは…。クラシック登録をしておいてよかった』と驚きの表情を浮かべ、“桜花賞に出られなかった場合は皐月賞へ”という別のプランも浮上していました。
そんな中で先週末に回避馬が。繰り上がりで最後の切符を掴むことができたのです。思い返せば阪神JFも抽選を突破しての出走でしたから、これも何かのめぐり合わせかもしれません。同師は『無事にここまでたどりつくことが出来てホッとしました』と目を細めていました。
▲竹内厩舎のシンリョクカ(父サトノダイヤモンド)
肝心の状態はというと…『皐月賞も頭に入れながらの調整でしたが、先週末に出られることがわかったので1週前追い切りで足りない分を補う形で日曜にやりました。先週の段階でかけたい負荷はかけられていますし、最終追いはやりすぎないように調整しました。いい状態でレースへ向かえると思います』。万全の態勢が整っているようです。
繰り上がりで最後の切符を掴んだシンリョクカ。その状態と成長面とは?/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。