さあ、いよいよ天皇賞・春。実は関東馬5頭のうち4頭が私の担当厩舎。今週はいつも以上に取材に奔走していました。
大本命はやっぱりタイトルホルダーですよね。昨秋は凱旋門賞(11着)→有馬記念(9着)と試練の時期に。それも負け方が悪かったことから周囲の不安は募るばかりでした。
それが、一転して前走・日経賞は圧巻の勝ちっぷり。横山和騎手は『出脚からタイトルホルダーらしさが戻っていたので、安心してレースに臨めました。立て直すのは難しいこと。らしい競馬が見られたのが1番です』と振り返ります。しっかりと立て直したことでいつものタイトルホルダーが戻り、不安を払拭する走りを見せてくれました。
▲連覇を狙うタイトルホルダー
年明けからこのレースを目標にし、中間は順調そのもの。栗田師は『昨年も日経賞を使ってぐっとよくなったので、今年も上がってくるだろうと思っていましたが、目論見通りよくなっています』と上昇ムードを伺わせたように、前走以上の状態でレースへ向かえそうです。
今週は火曜から金曜までみっちり取材をしてきましたが、陣営も鞍上もいつも以上に朗らかな表情。仕上がりの良さがひしひしと伝わってきました。追い切り翌日に同師は『追い切りを重ねながら心身のバランスがよくなった。力みもないですし、順調です』と。金曜に京都競馬場へ移動し、態勢は万全です。今年もG1にふさわしいメンバーがそろいましたが、連覇の期待はやはり大きいです。
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。