先週は紫苑Sモリアーナ、京成杯ソウルラッシュ、セントウルSテイエムスパーダという結果。特にセントウルSの逃げ切り勝ちには驚かされました。
もちろん3重賞はそれぞれ印象的でしたが、個人的に強烈なインパクトを感じたのがアスター賞のキャットファイト。3番手を追走。抜群の手応えで4角を回り、直線でGOサインが出されると一気に前を捉えました。最後は手綱を緩める余裕も見せながら2着馬を5馬身離し、2歳レコードを更新したのですから強かったです。
そのレースについて、今週改めて大野騎手に聞いてみると、「強かったね。ただ、スピードが生きる馬場だったのがよかったようにも思う。パワーという面ではもう少しついてほしいなという感じ」と冷静な分析。
たしかに高速馬場でしたから、鞍上がそう言うのも納得です。ですが、期待の大きい1頭なのは間違いありません。「まだまだ伸びしろがある中であのパフォーマンスだったから、これからどれだけ成長するか楽しみだね。新馬戦から2戦目でも〝馬が伸びたな〟と感じたんだけど、今回はさらに成長した。体に厚みが出ればさらに楽しみ」と声を弾ませていました。次は12月10日の阪神JFに出走を予定。相手が強くなった中でどういうレースを見せてくれるのか…。わくわくします。
▲アスター賞をキャットファイトと共に勝利した大野騎手
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。