東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は、大阪杯に出走するタスティエーラ&ローシャムパークの取材レポートです。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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さあ、今週は大阪杯。2017年にGIに昇格して以降、関東馬には1度も勝利がないという鬼門のレース。昨年はスターズオンアースがハナ差の2着で、関東勢もあと一歩のところまで迫っています。
今年も有力馬がスタンバイ。大阪杯出走馬をピックアップしたいと思います!
まずは美浦の大将格タスティエーラから。先週木曜日に1週前追い切りを行い、日曜には坂路で軽めの調整。最終追いは単走で追い切られました。美浦ウッドで5ハロン68秒3-11秒9という時計。道中で耳が前に向く面はありましたが、ダービー馬らしい動きを披露。
堀師は『道中余裕があるのか、耳が前へ向いて、内コースの馬に気を取られたり物見をしていた。改善の余地はあるが、できる限り集中させるように努めてきている。集中力の面で改善の余地はあるが、近走のレースでは見せていないし、鞍上もしっかり把握していることなので、その点を勘案して全能力を出し切ってほしい』と話しています。
前走の有馬記念は6着に敗戦。498キロ(プラス18キロ)と大幅に馬体重が増えたことも注目されましたが、今回は調教後の馬体重が503キロとさらに増加しています。
『体重に関して言えば、増えていてまったく問題はない。息はあらかたできているし、今回は追い切り後にDDSPの症状を1回も出していないので、年齢を重ねて改善してきている。9分~9.5分ぐらいの状態に仕上がったと思う』と同師。仕上がりは良好のようです。
最近は牡馬4歳世代の馬たちが軒並み敗戦。世代レベルに疑問符がつき始めていますから、タスティエーラがどんな走りを見せてくれるのか注目が集まります。