東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は陣営の感触がよかったフローラS出走馬のレポートです。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
三嶋まりえ記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週の皐月賞はジャスティンミラノが勝利しました。ゴール後、陣営は抱き合いながら号泣。6日の落馬事故により10日に亡くなった藤岡康太さんが調教をつけていた馬。多くのジャスティンミラノ関係者が涙を浮かべながら、それぞれに藤岡康太騎手への感謝の思いを口にしていたのが印象的でした。
多くの人に愛された藤岡康太さんという騎手がいたことを忘れずに、これからも競馬を愛し、応援していきたいと思います。
さて、今週はフローラSです。オークスへの切符をかけた1戦。陣営の感触がよかった関東馬を2頭ピックアップしたいと思います。
まずはバロネッサから。1勝馬ながら、東京での勝ちっぷりがよく、注目を集めている馬。山崎助手に取材をすると『正直、かなりいいですよ』と満面の笑み。もともと怖がりで鞍をつけるのも、外で人を乗せるのも一苦労だったそう。前走時のパドックではルメール騎手を振り落としたように、若さはまだ残しています。
ただ、素質は抜群。『いろいろと手が掛かる子ですが、乗り味は来た時からめっちゃいいんです。レースでも課題をひとつひとつクリアしてくれて、成長は著しいですよ。大きい舞台へ行くべき馬だと思っています』と同助手の期待も十分です。
▲陣営の期待が大きいバロネッサ