東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は安田記念に向けて美浦トレセンで調整するダノンスコーピオンの最終追い切り、管理する福永調教師への取材レポートです。
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今週末は美浦トレセンに福永調教師の姿が。目的は安田記念に送り出すダノンスコーピオンの追い切りに騎乗すること。今週は美浦に滞在していたダノンスコーピオンについて書きたいと思います。
▲美浦トレセンで調整するダノンスコーピオン
注目の最終追い切りは美浦ウッドで単走。5ハロン69秒1-10秒8。もたれる面も見せず、ラストは鋭く伸びて良い動きを見せていたように思います。
騎乗した福永師は、『前走から動きの質をもう一段階上げたいと思っていて、今日は一度レースを使われてどのくらい上がっているかを確かめたんだけど、上がってたね。ビックリした。ペースアップして、あの頭の位置で走れる馬ではなかった。もう少しもたれながら走る馬がいい形で回って来れていたし、ラスト1ハロンで気合を入れたら沈んだ。期待以上でした』と賛辞を送っていました。
加えて、『今日がめちゃくちゃ良かったわけじゃないのも良かった」と。
この最終追いがピークではなく、ここから更に上がった状態でレースを迎えられそう、ということでした。左回りではさほどもたれる面を見せないとはいえ、前走時の調教では右にもたれていた馬が、良いフォームで走れていたのはかなりの好材料でしょう。
前走の京王杯SCの後は美浦に滞在。その選択は“馬優先主義”を掲げる福永厩舎らしい選択でした。その意図について師は、