東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はリフレーミング&丸田騎手、人気を背負うであろう関東馬の気になる情報など、七夕賞出走馬の陣営レポートです。
三嶋まりえ記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週のラジオNIKKEI賞は田辺騎手騎乗のオフトレイルが勝利。地元出身のジョッキーだけあって、競馬場はかなりの盛り上がり。地元での重賞勝利の味は?と問われて『おいしかったです。ごちそうさまでした(笑い)』とユーモアたっぷりにコメントし、場内を沸かせていました。
地元紙も取り上げていたように、JRA重賞45勝のうち18勝が初騎乗。ゲートが決まらなかったため後方策になりましたが、そこで焦らないところはさすが“テン乗り名人”。『ペースも流れていたし、逆に巻き込まれなくてよかったかも』と笑顔を見せていました。
今週の七夕賞はカレンルシェルブルと初コンビ。2週連続重賞Vなるか、注目です。
さて、“福島巧者”は田辺騎手だけではありません。丸田騎手は過去10年の福島重賞で単勝回収率トップ(複数回騎乗がある騎手に限定)。七夕賞に限れば単勝回収率2520%、複勝回収率582%と断然トップの好成績を残しているんです!
残念ながら「短冊に願いを書く派」ではないそうですが、“七夕賞男”と言っても過言ではありませんよね。
今年はリフレーミングとともに重賞Vを狙います。2走前の福島民報杯で初めてコンビを組み勝利を決めると、重賞初挑戦の前走が5着。人だけでなく、馬も福島で2戦2勝の“福島巧者”です。
『動き出した時にスパっと動ける反応の良さがこの馬の強みなので、小回りの方がしっくり来ます。勝った条件で乗れるのはいいですね』と丸田騎手。いいイメージでレースへ向かえそうです。
▲リフレーミングで七夕賞に挑む丸田騎手