東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は紫苑S、京成杯AHで人気を背負う関東馬の陣営レポートです。
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競馬のカレンダー上では、今週から秋競馬がスタート。今週は2場開催ですが重賞は3つ。それも中山で行われる紫苑S、京成杯AHでは関東馬が主力を形成し、楽しみな週末になりそうです。
紫苑Sの中心はボンドガール。最終追いは美浦ウッドで単走。5ハロン68秒0-11秒9と時計、動きともに目立つものではありませんが、『調教はあんなもん』と手塚師は気にしていない様子。
前走クイーンS(2着)の時も追い切りの動きはさほど目立ちませんでしたから、心配することはありません。『相変わらず息は重いけど、2歳の頃からそうだし、競馬に影響はない。間隔もちょうどいいし、距離は大丈夫とジョッキーが言っている』と同師。
2着チェルヴィニア(オークスV)、3着コラソンビート(京王杯2歳S勝利)というハイレベルな新馬戦を制したのがこの馬。まだ重賞を勝っていないのが不思議なほどで、待望のタイトル奪取へ、態勢は整っています。