東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は府中牝馬Sで戦線復帰するブレイディヴェーグと、次週菊花賞に出走するピースワンデュック陣営への取材レポートです。
三嶋まりえ記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
20日間に渡る長期ヨーロッパ出張が終わり、8日に帰ってきたと思ったら、その日のうちに美浦に移動して水曜には取材しているのですから、我ながら多忙です(笑い)。
さて、ここからはほぼノンストップでG1レースが続きます。秋らしい気候にもなってきて、いよいよ秋のG1シーズンらしい様相に。今週は秋華賞&府中牝馬S、来週は菊花賞ですから、楽しみですね。
今週は府中牝馬Sと菊花賞1週前の話を。関東の府中牝馬S有力馬は、やはりブレイディヴェーグ。昨秋のエリザベス女王杯を制し、G1馬の仲間入りを決めた馬ですから、注目度は高いです。
▲府中牝馬Sで戦線復帰のブレイディヴェーグ
しかし、状態面に関して言えば、△といったところ。今年3月のドバイ遠征を回避、そして次のレースとして予定が組まれていた新潟記念も状態が整わずに回避。再始動の舞台を府中牝馬Sに定めることになりました。
『不安を抱えながらの調整で、良い頃に比べると正直物足りなさはあります。1週前、週末としっかりやってなんとか間に合った印象です』
いつも隠すことなくしっかりと状態面を伝えてくれる宮田師。徐々に上がってはいるものの、“完調”とまではいかないようです。
そして菊花賞で注目しているのは、JRA最年長騎手•柴田善臣騎手とコンビを組むピースワンデュックです。
▲現在3連勝中のピースワンデュック