東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はブリーダーズカップが行われるデルマー競馬場からのレポート。ウシュバテソーロ&フォーエバーヤング陣営への取材レポートです。
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※次週11/8(金)の更新はお休みいたします。予めご了承ください。次回11/15(金)の更新をお楽しみに。
さあ、今週はブリーダーズカップがデルマー競馬場で行われます!
日本からは19頭が出走を予定。かなりの盛り上がりを見せそうです。なかでもメインレースはBCクラシック。日本からはウシュバテソーロ、デルマソトガケ、フォーエバーヤングの3頭が出走します。
ウシュバテソーロは、昨年のサンタアニタ競馬場よりもデルマー競馬場の方が合っていそうとのこと。朝5時半に川田騎手を背にデルマー競馬場のダートコースを1周。
「まず、何より無事に終わったことが一番ですね。こっちに来てからも毎日のように話題を提供するくらいですから、無事に終わったことが本当に一番です」とホッとした表情を浮かべたあと、コースについて解説してくれました。
「覚えてしまうんですね。(サンタアニタは)4コーナーと直線に出口が2か所あるので、そこで彼が帰ろうとしてしまう。それが走る気をなくしてしまうきっかけにつながった。デルマーは2角の引き込み線から馬場に入っていき、周回コースに入れば出入り口がないので、まだ集中できる。そういうところが、彼にとってサンタアニタよりもデルマーの方が合う」
「調教過程で要らないことを覚えてしまう分、覚えずに済むデルマーの方が競馬でも集中して走れるだろう、ということです。サンタアニタでは完全に気持ちが切れましたから。この馬は頭が良い、賢い分、そういう難しさが出てしまうところもあります」
川田騎手からの説明は目から鱗。コースのつくり的に、サンタアニタよりもデルマーの方が合うんじゃないか、とのことでした。