東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はホープフルSに出走するクロワデュノール、ピコチャンブラック陣営に加え、鞍上が好感触を得ている伏兵勢などのご紹介です。
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※今回が2024年最後の更新です。次回の更新は1/10(金)になります。
有馬記念も終わり、今週はホープフルS。JRA最後のGIですから、しっかりと当ててたいところ。
昨年の覇者レガレイラは、今年の有馬記念を制しましたし、今年も注目度の高い一戦になりそうです。
今年の出走馬を見渡すと、東スポ杯勝ち馬のクロワデュノールが断然の人気を背負いそうですが…。東スポ杯当週の栗東トレセン。「状態があまりよくない。これで勝ったら怪物」。陣営も北村友騎手もなかなかトーンが上がってきませんでした。実際にプラス24キロと少し余裕残しでしたが、結果は1着。つまり、“怪物”だったということでしょう。
レース後のトレセンでは鞍上が「素質だけで勝った」と。前走以上の状態は間違いありませんから、当然有力候補でしょう。
関東勢では、ピコチャンブラックが好気配。川田騎手が騎乗した1週前追い切りでは、掛かる面を見せていましたが、ハミを替えた今週は動きが一変しました。時計の掛かる今のウッドコースで馬なりのまま5ハロン67秒8-11秒2。この日の最速であるラスト1ハロン11秒2を馬なりでマークしたのですから、能力の高さがわかります。
▲ハミ替えでGIに挑むピコチャンブラック