東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はAJCCに出走するダノンデサイル&レーベンスティールの陣営レポート、美浦トレセンで発見した穴馬候補です。
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今週はAJCCです。昨年はチャックネイトが制したレース。その覇者が2年連続で出走して来るにも関わらず、さほど人気にならなさそうなのは、例年以上に好メンバーが揃ったからでしょう。
人気筆頭はダービー馬ダノンデサイル。1週前追い切りは、初コンビとなる戸崎騎手が栗東へ駆けつけて行われました。CWコースで6ハロン79秒7-11秒2の好時計を馬なりでマーク。この中間は坂路2本の調整を行うなど、これまで以上に負荷を掛けている印象です。
1週前に初めてコンタクトを取った鞍上は「楽に動けていて、乗りやすかったです。どんな馬なんだろうとワクワクしていました。ダービー馬ですからね。レベルの高さを感じました。レースが楽しみ」と声を弾ませていました。京成杯を制した中山で再び勝利を飾れるか、注目です。
もう1頭の有力候補はレーベンスティール。2週前の時点では「あまり状態が良くありません。前進気勢が強すぎて操縦性が悪くなっている」と辛口だった田中博師ですが、週を追うごとにトーンアップ。最終追いを見届けると「先週からようやく我慢が効くようになって、フォームも改善されました。雰囲気は良くなっています」とコメントしていました。
さらに、騎乗していた穂苅助手に話を聞くと…。「具合は良いですよ。相手はダービー馬ですからね。ダービー馬を負かすことができたら、先が楽しみ。だいたい大丈夫でしょう」と状態の良さをアピール。おそらく2番人気になるでしょうが、2週前の辛口コメントで人気を落とすようなら狙い目かも…と思ってしまいます。