東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はスプリングSに出走するピコチャンブラック、ダノンセンチュリー陣営の取材レポートです。
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今週は皐月賞トライアルのスプリングSです。先週は弥生賞でファウストラーゼン、ヴィンセンシオ、アロヒアリイが優先出走権を獲得。どの馬が大舞台への切符をつかむのか、今週も見逃せません。
美浦の有力候補はピコチャンブラック。新馬戦は逃げて圧勝、続くアイビーSは後に共同通信杯を制するマスカレードボールの2着と、素質の高さを見せています。前走のホープフルSは精神的な脆さを見せて13着に敗れたものの、依然として厩舎サイド、石橋騎手はこの馬の能力を疑うことはありません。
この中間はメンタル面に重きを置いた調整。前走時は1週前追い切りでジョッキーが騎乗した後からテンションが下がらず、レース当日も高ぶってしまいましたが、今回は再度コンビを組む石橋騎手が密にコミュニケーションを取ってレースへ挑みます。
追い切りに加え、普段の調教時も騎乗。厩舎サイドとも入念に話し合いを行ってきました。上原佑師は「今回はジョッキーに普段からコンタクトを取ってもらって、頑張りすぎなくていいと教えたかった」と意図を説明。