Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第8回目のトークテーマはヘニーヒューズ考察のまとめと、新たにスタートするシルバーステートの考察。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):先週早速、ヘニーヒューズ産駒のマテンロウアイ(7/17小倉12R)、リアンクール(7/17小倉9R)が小倉ダ1700mの内枠で好走しました。前回の当欄では「忙しい条件(コーナー4つ、ローカルなど)の短縮はヒモ穴まで」とまとめましたが、実際にどちらも勝ち切れませんでした。
今井雅宏(以下、今):最後は外に出したけど、砂を被っても大丈夫だから、内枠はかなり怖いよ。コーナー4つの2~3枠は、単複ともに回収率が凄く高いんだ。
亀:本当だ。2枠なんて単複両方で100%を遙かに超えてますね。
今:前回はキャリア15戦以内かどうかで戦績を分けて考えるという話も出たよね。
亀:ヘニーヒューズに限らず、使われて強くなるのか? それともフレッシュな方が走るのか?の分析は、「15戦の区切り」で分析するのがいい目安だと思っています。傾向が出やすいので。ヘニーヒューズもダートでキャリア15戦以内なら、単複ともに回収率80%を楽に超えて、16戦以上だと急に落ちちゃいます。
▲ヘニーヒューズ産駒 キャリア別成績(ダート)
今:なるほど、4戦以内は単勝回収率100%近いんだ。
亀:そうですね。キャリア2戦以内は複勝回収率でも100%近いですよ。キャリアが少ないほど走る種牡馬です。Mの法則でもフレッシュさは重要ですよね?
今:もちろんだけど、どちらかというとステージで考えることが多いよ。
亀:ステージとは?