Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第36回目の今回は、実用編として的中連発の「種牡馬格言」を振り返ります。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):これまでの連載で主要種牡馬はかなり押さえました。今回は公開した種牡馬の格言が、いかにその後のレースで役に立ったのかを振り返ることで、当連載の実用性を確認していただきたいと思います。
▼「トレンド種牡馬トーク」連載一覧(全35回)
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今井雅宏(以下、今):それなら最近だとシルクロードSなんか、解説したことが全部揃ってたんじゃない? 勝ったナムラクレアは、ちょうどミッキーアイルの『牝馬の芝内枠が面白い』って格言が出た直後だったよ。
亀:解説してすぐだったので、当てた読者も多かったでしょうね。僕も3連複(6040円)を絞って当てましたよ。
今:おお、一緒だね(笑)。3連複は当てたんだけど、ということはファストフォースも評価してた?
亀:ええ、10番人気で美味しかったです。
今:この馬もロードカナロアの回に解説したパターンに嵌まってたよね。『芝は相手強化の得意ゾーンで狙い撃て!』っていう格言。
亀:OP特別のタンザナイトS・4着後なので、今回は重賞で「相手強化」でしたね。
今:同じロードカナロアのキルロードは、前走の京阪杯が2走前の函館スプリントSより同じGIIIでも相手強化してたんだよね。それで10番人気で2着に激走して、今回は穴人気になって凡走したんだ。
亀:ファストフォースはさっきの格言で言うと、『得意ゾーンで狙い撃て!』の部分にも当てはまってますよ。高速馬場で強いですから。
今:だよね。だから予想でも、「高速馬場ならベター」って注釈を入れておいたよ。
亀:当日は高速馬場になって、激走条件が上手く揃いました。それと4着後なので、『前走4~9着に凡走した馬が最も怖い!』という格言にも当て嵌まってますよ。
今:『前走4~9着が怖い!』と『得意ゾーンで狙い撃て!』の「格言合わせ技」になってたわけだ(笑)。それで言うと、キルロードの京阪杯での10番人気2着も、前走6着凡走後だから、格言に見事に嵌まってるね。
亀:今回のキルロードは京阪杯を休み明けで激走しての2戦目でしたから、『休み明けは滅法走るが、短期疲労に弱い』の格言にも、そのまま当てはまってますよ。
1200m重賞は血統的に走れる馬が限られるので、ロードカナロア産駒はとりあえず押さえたいですね。ファストフォースはロードカナロア×サクラバクシンオーで、父も母父も非サンデー系が走りやすいレース傾向にもピッタリでした。
今:先週の京都記念も格言にピッタリだったよ。内枠向きのハーツクライ産駒マテンロウレオから予想して○◎で当てたんだけど。