Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第48回目のトークテーマはルーラーシップ。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):先日のNHKマイルC、キングマンボ系のワンツー決着で凄いのを当ててましたね! 今回からルーラーシップ、リオンディーズとキングマンボ系を取り挙げる予定なので、せっかくですから少しコツを教えてくださいよ(笑)。
今井雅宏(以下、今):馬単300倍を◎▲で当てて、3連単の26万馬券も的中したんだよね。○もキングマンボ系のダノンタッチダウンにしたから、3連複の400倍本線的中は逃しちゃったけど(笑)。
▼参考/ 競馬放送局
・今井はNHKマイルC、亀谷はKダービー的中!/先週のMVP
亀:ダノンタッチダウンは仕掛けが早かったぶんの4着ですから、熱かったでしょう?
今:だよね~。もちろん全部、ここで解説した通りの狙い方だったよ。勝った9番人気シャンパンカラーは、揉まれ弱いドゥラメンテ牡馬で、中山の内枠で揉まれた後の東京外枠の外差しはかなり楽に感じるんで◎。道悪ならばらけて余計に揉まれにくいし、相対的なパワーの優位性も活かせるよね。
2着の8番人気ウンブライルはGIIからGIへと、何度もここで解説してきた格言『相手強化のロードカナロア』だね。内枠も集中しやすいいんで3番手の▲にしたよ。しかも「使われて筋肉を増強するロードカナロア」で、成績を上げてきたのもプラスだった。
3番人気3着のオオバンブルマイは「道悪のディスクリートキャット」になる。ただこの前話題にしたアーリントンCで、「道悪で前に行く位置取りショック」という超得意技で激走したストレスがあるから、臨戦過程が前走より落ちるぶん△にしたんだ。
あと6番人気ダノンタッチダウンは道悪が心配だけど、「短縮のロードカナロア」で○評価だったよ。
亀:確かにここで解説した種牡馬の激走パターンに全部ハマってますね。見事な実演です。それとキングマンボ系でも、人気だったルーラーシップ産駒ドルチェモアは評価を下げたわけですよね。早速買い方のコツを教えてくださいよ。
今:ルーラーシップは基本的に揉まれ弱いよね。今回は先行勢が多くて前走で逃げた直後だから、前走より揉まれるのは確実なんで評価しなかった。フレッシュな時はしぶとく走れるタイプも多いけど、使われていくと特に牡馬は次第に揉まれ弱くなるんだよね。
亀:なるほど、フレッシュだった朝日杯FSのときは、ハイペース内枠の3番手でも我慢してましたね。その揉まれ弱さはどこから来るわけですか?
今:心身両面で硬さが出やすいよね。
亀:馬体の硬さに加えて、気持ちの面でも切れやすくなるというわけですね。
今:亀谷君の分類では、どういうタイプになるの?