Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第127回目のトークテーマは特別編として「阪神JFステップレース分析」をお届けします。
阪神JF出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):先週日曜の中山芝は分かりやすかったですよね。9Rの南総Sはエコロレジーナから当てましたよ。
今井雅宏(以下、今):お、9番人気だね。
亀:重い馬場で苦戦していた馬の高速馬場替わり狙いでした。そして何と言っても内枠でした。
今:なるほど、アメリカンペイトリオットでパワー型の高速タイプだったんだ。中山芝1200mだと、日曜メインのラピスラズリSで3連単当てたよ。ナナオが「5番手の位置取りショックなら」で相手の1頭にしたら、ピッタリその5番手に下げてくれてショックが完成して。
亀:このレースも、「内と前」でしたよね。ここは◎ミルトクレイモーが痛恨の4着でした。
今:あと中京も同じバイアスだったよね。土曜中京12Rで馬連41倍を本線で、あと3連単700倍も当てたけど。
亀:なるほど、これも「内と前」ですね。
今:対抗のサダムオプシスは揉まれ弱いルーラーシップで、福島で揉まれて凡走してたんだよね。だから中京替わりで揉まれない形を狙ったら逃げてくれたんだ。単勝37倍も付いてたから、単勝も買って美味しかったよ。やっぱり当日の条件が合ってる人気薄の単勝を買うのが一番だよね~。
▼参考/競馬放送局
開幕週に亀谷&今井がスマッシュヒット!/先週のMVP
亀:今週も恐らく各場の芝は似たようなバイアスでしょうから、楽しみですよね。それでは阪神JFのステップレースを見ていきましょう。
アルテミスSはキズナの1~3着独占でした。東京の馬場が合ってましたね。ブラウンラチェットは母父がコングラッツですが、凄い母父ですよね。兄がフォーエバーヤングで、今年のダービー馬ダノンデサイルも母父がコングラッツです。キズナ×ボールドルーラー系の牝馬なので、ソングラインに似た血統でもあります。
今:パワーがあるタイプのキズナだから、今の馬場に合ってるね。ある程度揉まれても対応するんで、平均ペースで中枠ぐらいか一番競馬しやすいよ。2着のミストレスもパワー型だけど、揉まれ弱いタイプのキズナなんだよね。だから前走は最内枠でも、スタートを決めたのが大きかった。
亀:スローの行った行ったでしたしね。
今:今回は積極策でビシッと乗って欲しいよ。パワーは十分なんで。それで揉まれない位置を取れればベストになる。やっぱり平均ペースが理想かな。ハイペースで好位が残る競馬も合うけど。