Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第134回目のトークテーマは新たに始まるシュヴァルグランです。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):先週は倒れちゃったみたいで、急遽お休みになりましたが、大丈夫ですか?
今井雅宏(以下、今):調子は戻ったけど、唇も縫っちゃって喋るの大変だから、今週は簡単にね。明け4歳でまだ見ていない種牡馬の続きで、今回はシュヴァルグランにしよう。
亀:芝の能力自体は高い種牡馬ですが、潜在能力の割に人気になりにくい馬も多いです。
今:芝で勝っているのが1200mと2000m以上だから、中間距離ではまだ勝ってないんだよね。
亀:1400~1800mは100回近く走ってまだ0勝ですね。
今:つまり、短距離と長距離をパワーで押し切るわけだから、キレる脚がないタイプということだよね。
亀:実際、長距離が合う血統ですしね。
今:短距離だと少し時計の掛かる馬場で、上がりの掛かる前残り競馬みたいなのがベストだよ。短距離はパワーの絶対値で押し切るレース向きだから。ただ、そういう強引な競馬にしては内枠もよく走ってる。
亀:確かに1200mの4枠以内は複勝率43%で、5枠以降は14%と随分差があります。