Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第150回目のトークテーマは特別編として「日本ダービー・ステップレース分析」をお届けします。
日本ダービー出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):先週の重賞は両方当てたけど、平安Sがあのメンバーでスローとはびっくりだよね~。結局、対抗のジンセイが伸びきれないで3連複は駄目だった。最近は道悪だと極端にペースダウンするケースが、ダートでも多いんで困るよ。では、ダービーのステップレースは皐月賞から見ていこうか。
亀谷敬正(以下、亀):ミュージアムマイルは牝系がアドマイヤズームと同じ性質なんですよね。ダービーはタメられるタイプが良いので、我慢できるのかな?という心配はあります。
今:前走はそれまでにマイル前後が多くてフレッシュさはあったんだんよね。それより鮮度が落ちるんで、なるべくロス無く乗ってエネルギーを消費しないようにしたい。内目で脚を温存しての上がり勝負とか。
亀:クロワデュノールは欧州血統が濃いのは合ってます。直線スピードが削がれるほど良いので、馬場は重い方が相対的には良いでしょう。
今:キタサンブラックは安定してても、鮮度が落ちると気持ちがガグンと切れるんだよね。そのタイムリミットが近づいているところに延長は怖い。
ただ先週のリンクスティップと違って、前走で極端な位置取りショックを仕掛けていないぶん、位置取りのオプション、特に後ろに回る形を残した点はプラス。リンクスティップは当日かなり入れ込んでタイムリミットが来たサインを出してたけど、この馬も入れ込んで特に大幅増減があるとマズイよ。