毎週日曜日更新の当連載『フロントライン』は、現代競馬のキーマンとも言えるノーザンファーム天栄の場長・木實谷雄太氏に、競馬に関するさまざまなお話を伺うロングインタビューコラムです。聞き手:亀谷敬正。
▼今回の主なトークテーマ
・オールカマー&神戸新聞杯などの振り返り
・トロヴァトーレ出走の富士S最新情報
・ドリームコアなど秋華賞出走馬の最新情報
・今週末デビュー予定の2歳馬最新情報
オールカマー&神戸新聞杯などの振り返り
――今回はオールカマーの振り返りからお願いします。1番人気に支持されたレガレイラは4着。敗因は馬場でしょうか。
木實谷:特殊な馬場状態になってしまったので、結果は仕方ありません。ただ、馬の方はプラス6キロで、ちょっと余裕があったと思います。競馬場に行ってからの雰囲気がいつになく落ち着いていたようで、思惑通りの馬体で出走できなかったようです。
――次はどのレースでしょうか?
木實谷:こちらに帰ってきてからの状況を見て、有馬記念の前にどこかを使う形になると思います。
――神戸新聞杯はゴーラッキーが先行しての僅差4着でした。惜しかったですね。
木實谷:本音としては、捲ってきた馬(シートゥサミット)を交わして欲しかったです。差されたら仕方ないのですが、前を交わせなかったのはちょっと残念でした。
――続いて新馬戦の振り返りもお願いします。9/19(土)の中山芝1800m戦は単勝1.6倍に推されたプルヴィナルの快勝でした。
木實谷:道中は結構力んでいたように見えましたが、そこは今後に向けての課題ですね。追い切りの動きも良かったですし、その感触通り、良いデビュー戦だったと思います。
――9/20(日)の中山芝1600m戦は、3番人気のポストトゥルースが2着、1番人気のジュベルシャムスが6着でした。
木實谷:ポストトゥルースは上手く競馬ができて、勝てれば良かったのですが…。ジュベルシャムスは道中から手応えが薄く、追走に相当苦労していたみたいです。それが馬場なのか、デキなのかはちょっと分からないのですが、能力からするとすぐに勝てる馬だと思っています。
――月曜日の競馬は台風の影響で火曜日に延期となりました。影響はありましたか?
木實谷:台風が来ることは分かっていましたし、投票の段階で新馬に関しては辞めることも考えたのですが、スライドするにしても、騎手の手配など難しい部分があったので、そのまま出走することになりました。
火曜の芝2000mで2着だったテンポアニマートは、最後も諦めずに走ってくれましたし、この距離であれば次ですぐに勝てる馬だと思いました。
――火曜日の芝1600m・牝で1人気ながら8着だったナイトオブマースについても教えてください。
木實谷:追い切りの段階から結構掛かっていたので、追い切りで癖を知っている津村騎手が目を負傷して乗れなかった影響もあったかとは思います。この馬も馬場が良ければ、すぐ勝てる馬だと思います。
トロヴァトーレ出走の富士S最新情報
――ここからは今週末の出走予定馬について伺います。土曜日の富士Sにはトロヴァトーレとファンダムが出走を予定しています。
