毎週日曜日更新の当連載『フロントライン』は、現代競馬のキーマンとも言えるノーザンファーム天栄の場長・木實谷雄太氏に、競馬に関するさまざまなお話を伺うロングインタビューコラムです。聞き手:亀谷敬正。
▼今回の主なトークテーマ
・中山開催後半、注目新馬戦の振り返り
・菊花賞&アルテミスS出走馬最新情報
・今週末デビュー予定の2歳馬最新情報
中山開催後半、注目新馬戦の振り返り
――今回はスプリンターズSの振り返りからお願いします。レッドモンレーヴ、14番人気ながら5着、頑張りましたね。
木實谷:ゲートに座り込んでしまったセントウルSも、終いはメンバー唯一の32秒台で上がってきましたからね。今回も上がりは最速でしたし、7歳という年齢になりましたが、これからも展開などの条件一つで好勝負できると思います。
――続いて、中山最終週の新馬戦についてもお願いします。9/26(土)の中山ダ1800m戦はモルスリール、プラチナリーフのワンツーでした。
木實谷:モルスリールは序盤の位置取りがかなり後方だったので心配しましたが、それでも勝ったのですから力が上だったんじゃないでしょうか。レース後、天栄に戻ってきてからも大丈夫そうで、年内の出走に向けてこのまま調整を進めていきたいと思います。
プラチナリーフについては、在厩のまま中1週で使うと聞いています(10/10東京ダ1600m戦5着)。
――同じ日の芝1800m戦ではジャロロッソが1番人気で2着でした。
木實谷:少し折り合いの部分を懸念していたのですが、馬場が悪かったせいもあってか、リズムよく走れていました。終いの脚も伸ばせていたので、次に繋がる内容だったと思います。天栄での中間も脚元の不安があって休ませた時期もありますし、体力面の上積みもあるはずなので、次で勝ち上がってほしいですね。
――9/27(日)の中山芝2000m戦はマリアライトの仔・ダイアナマリアが1番人気に応えて勝利しました。
木實谷:函館でゲート試験を受けてからは、空港牧場で調整を進めていました。私自身は直に見ていなかったのですが、先生(久保田師)も体力面、折り合い面、あと馬場状態を心配していたものの、全てクリアしてくれて、能力の高さを見せてくれましたね。
ただ、今回の馬体重が412キロということで、馬体面での成長は欲しい印象です。2戦目以降、どうやって体を維持しながらいけるかというのは鍵かなと思います。
――2000mでのデビューになりましたが、今後の目標は?
木實谷:騎手の都合もあって、結果的に2000m戦でのデビューになりましたが、モーリス産駒でスピード能力もありそうですし、色々な可能性を考えて、久保田先生と相談しながら次を決めていきたいと思います。
――3番人気のライカホウは9着でした。
木實谷:返し馬の段階から重苦しくて、それがそのまま競馬の内容に繋がってしまった印象です。もう少し動けるようにして、こちら(天栄)から送り出す必要があるように感じました。フットワークも良いですし、走る方に気持ちが向いてくれれば勝てる能力のある馬だと思います。
この中山開催は馬場も特殊だったので、次走以降で改めての期待ですね。
菊花賞&アルテミスS出走馬最新情報
――ここからは今週末の出走予定馬について伺います。土曜日のアルテミスSにはプルヴィナルが出走を予定しています。
