毎週日曜日更新の当連載『フロントライン』は、現代競馬のキーマンとも言えるノーザンファーム天栄の場長・木實谷雄太氏に、競馬に関するさまざまなお話を伺うロングインタビューコラムです。聞き手:亀谷敬正。
▼今回の主なトークテーマ
・セントライト記念など重賞レース振り返り
・3日間開催の重賞&交流G1出走馬の最新情報
・今週末デビュー予定の2歳馬最新情報
セントライト記念など重賞レース振り返り
――まずは重賞の振り返りからお願いします。チャレンジCはカラマティアノスが9番人気ながら2着に好走しました。
木實谷:能力は上位だと思っていましたし、ルメール騎手もうまく乗ってくれました。今後また重賞を勝てるチャンスがあると思います。
――牝馬ながら2番人気に推されたマリアイリダータは4着でした。
木實谷:気性的に難しいところがある馬なので、長距離輸送がどうかな?と思っていましたが、木曜日に阪神競馬場に輸送して滞在する時間を長くするなどの工夫が功を奏して、うまくクリアしてくれました。終いもしっかり伸びてきましたので、着順はポジション1つでしたね。今回は少し余裕のある仕上げだったと思いますので、今後は重賞でも十分にやれると思います。
――翌日のセントライト記念は、レース前の当欄で「今回が試金石」とのことだったジャスティンシカゴの快勝でした。
木實谷:(稍重の)馬場や展開面など、申し分ないレース運びをしてくれましたね。
――ダービー以来だったアウダーシアが3着でした。よく差してきた印象です。
木實谷:そうですね。3~4コーナーを大外から捲ってくる立ち回りで、よく3着まで来たと思いますね。恐らく、ジャスティンシカゴより相当長い距離を走ったんじゃないですかね。能力があるところは見せてくれたと思います。
――2頭とも次は菊花賞ですか?
木實谷:はい。そこに向けて調整していきます。
――同日のローズSはイクシードが3着でした。
木實谷:輸送もクリアして、直線は最後来たのですが、追いつけませんでした。
3日間開催の重賞&交流G1出走馬の最新情報
――今回は週末に向けての注目レースが多いので、いろいろ聞かせてください。まず、水曜日のジャパンダートクラシックには、天栄調整馬で大井所属のサンラザールが出走を予定しています。
木實谷:8月の前走(黒潮盃・2着)後も順調です。前走でも意外と折り合いが良くなっていたのですが、今回も折り合い面に向上が見込めます。状態は良いと思いますので、あとは相手関係と自身の適性ですね。
――土曜日のサウジアラビアロイヤルカップには、フィリオソラーレとラードンチェイスの2頭が出走を予定しています。フィリオソラーレは6月の東京新馬戦以来となります。
