地方交流を含めて最後の3歳未勝利戦が終了。今週、栗東の調教師の方々は『検疫の順番が回ってこない』と頭を抱えておられました。
勝ち上がれなかった子たちを一気に抹消し、新しい馬に入れ替えなくてはならない時期。地方転厩など行き先が決まっている子たちも多いですが、とても切なくなる時期でもあります。
そんな中、私がすごく応援していたあるオープン馬も、栗東トレセンを去ってしまう事になりました。
ナムラドノヴァン。今春、阪神大賞典2着から天皇賞・春に挑戦し、夢を見させてもらいました。彼は4歳時、2200mの500万、2400mの1000万クラスを連勝。特に2400mの箱根特別では、上がり33秒台の脅威の瞬発力と強靭なスタミナを見せ、『これはいずれ天皇賞・春にも挑戦できるのでは』と期待されていたそう。しかしその後、重度の屈腱炎を発症し、一度は夢が絶たれてしまったのです。
ナムラドノヴァンと野坂助手/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。