マリアエレーナの歩き方が好きです。
え? 歩き方?? と思われるかな。よく調教スタンド前の馬場ですれ違う彼女は、うまく首を使いながらリズミカルに、楽しそうに歩いているように見えるんですよね。
ちなみに、歩き方が好きな馬は他にもバビットがいますが、それはまたの機会にお話しするとして。
今週は変則開催後の1週間で、火曜日がトレセンの全休日でした。でも、重賞を使う馬は申請をしておけば馬場入りすることができ、マリアエレーナもそのうちの一頭。しかも、普段から火曜日追いをしたりする吉田厩舎なので、この日に追い切りを行ったんです。
全休日だけあり、記者の数も少なかったので、たまたま大スポの当番として出勤していた私はラッキーでした。だって、追い切りを生で見られたんですから!
▲愛知杯に出走するマリアエレーナ
7時を少し過ぎてからウッドコースに出てきたマリアエレーナは、まずは軽いキャンターで一周を回ったのち、二周目の向正面から馬なりで徐々にスピードアップ。最後の直線も鞍上の手はほとんど動いていないように見えましたが、ほんの少しの合図でビュッと加速し、余力十分でフィニッシュしました。
見守っていた吉田調教師は『時計を見ながらだと余計な先入観が入るので、まずは動きだけ見ていましたが、いい動きでしたね。しまいもしっかり伸びていましたし、ちゃんと仕上がりました』とにっこり。実は時計も超優秀で、6ハロン86.7-69.5-53.5-37.7-11.3秒! しかも直線はほぼ外ラチ沿いを通っていました。
全休日追いのマリアエレーナが◎/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。