先週の当コラムのイチ推しだったコナコーストはハナ差の2着。素晴らしい決め手を発揮しただけに、非常に悔しかったのですが…。
私はこの子がオークスに出てくれば、必ず本命にすると思います。チューリップ賞では私からすれば「なぜ?」の6番人気だったけれど、今後はきっと人気になっちゃうかな。でも私は馬券的妙味よりロマンを求める派なので、ずっと応援していきます。
さて、2週続けて清水久詞厩舎の所属馬ではありますが、フィリーズレビューではルーフに注目しています。
阪神の1200mで逃げ切った2走前の勝ち方はド派手でしたし、前走の萌黄賞は直線で前が壁になるロスがありながら、外に切り替えた時の伸びは秀逸でした。ここにきてスプリンターとしての才能が開花していると思いますし、前走で控えて勝てたことで、距離が1ハロン延びるここにもつながるレースだったと思います。
1週前は坂路4ハロン51.8-11.5秒と超抜の時計。騎乗していた藤岡康太騎手も『本当にいい動きでした。馬場も悪かった(稍重)のを考えれば、なかなか出せる時計じゃない。無理はしていませんしね』と好感触を口にしていました。
ちなみに、ルーフを担当する白浜昭平助手は、白浜雄造騎手の弟さんで、オーストラリアでジョッキーをしていた経験を持つ腕利き。昨年、障害馬として最も賞金を稼いだホッコーメヴィウスも担当し、黒岩騎手からも『間隔をつめても毎回重賞で好走できるのは、白浜さんのおかげ』と絶大な信頼を置かれています。
▲ルーフと立髪を整えてあげている白浜助手
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。