栗東トレセンでは、記者クラブに所属する日刊紙記者である場合、厩舎エリアに入れる人数がまだ制限解除とはなっていません。1日につき各社3名まで。一般的には新型コロナによる規制が緩まってきたとはいえ、競馬開催をつつがなく続けていくための対策…として受け止めています。
そんなわけで、私が確実に厩舎エリアに入れるのは基本的に木曜日午前中のみだったのですが、今週は急遽水曜日も入れることになりました。私の朝1番の仕事は大阪杯…ではなく、「桜花賞1週前追い切り」を見ること。
なんと言っても、ディープインパクトのラストクロップであるライトクオンタムが、武豊騎手騎乗で追い切ったので見逃せませんでした。
▲1週前追い切り後のライトクオンタムと武豊騎手
ウッドコース6ハロンをアリクテラー(3歳未勝利)と併せ馬。折り合いを確かめるようにほぼ馬なりだったため、時計は84.7-68.6-53.3-37.8-12.0秒と標準くらいでしたが、ディープインパクト産駒らしい軽くてバネのある美しい走りで、直線も外の馬が並んでくると自分でグッとハミを取り、抜かさせまいとしたように見えました。
武豊騎手は『少し行きたがったけど、気になっていた右にササるところが思ったよりマシになっていて良かった』と笑顔でした。
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。