馬の気性面の成長、というのは、トレセンで側から見ているだけだと分かりづらいものです。人と同じでそう露骨なものではないですし、担当者さんに取材をしてその言葉を信じるしかない。でも、ラヴェルの場合、目に見えて分かることがあるんです。
それは普段からメンコをしなくなったということ。以前はトレセンでの運動中、調教中とずっとメンコを着けていたんですが、今は素顔のままの彼女が見られます。
▲ローズSに出走予定のラヴェル
「大人しくて、人を信頼してくれる子なのは前からですが、やはり女の子らしい敏感な一面もあったんです。車があんまり近くを通ったりしたら怖がっていましたし、地下馬道も嫌いだったし、音などにも驚いて尻っぱねしたり。でも今回帰ってきてからはすごく精神的にドッシリした感じがあって。メンコがいらなくなりました」とは、担当の福岡助手。
ラヴェルがラヴェルの走りをできたら/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 09/15 (金) ラヴェルがラヴェルの走りをできたら/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポ…
- 09/08 (金) 気性難じゃなく賢すぎるだけ! ボンボヤージのことを語ります/大スポ・赤…
- 09/01 (金) ゴッドブルービーの勝利しか見えない/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポ…
- 08/25 (金) 菱田騎手大絶賛の能力/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 08/18 (金) シゲルピンクルビーの脚力/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート

赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。