大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は5/8(水)の川崎・エンプレス杯に出走するアーテルアストレアについて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週の天皇賞・春は、たくさんの方に感動を与えたレースだったと思います。骨折で長く戦線から離脱していた経験を持つテーオーロイヤルが復活を証明し、名実ともにナンバーワンステイヤーとなったことだけではありません。
近年の競馬ではなかなか難しくなった、師弟の絆も感じられたからだと思います。
あのレースを見て、『気が付いたら自然と涙が流れていた』という方がトレセンにもいらっしゃいました。橋口厩舎の酒井慎助手。5月8日、担当するアーテルアストレアが川崎の重賞(JpnII)エンプレス杯に出走します。
▲酒井助手とアーテルアストレア
鞍上はこの馬のことを知り尽くしている菱田裕二騎手。昨年秋にお怪我をされていた期間は乗ることが叶いませんでしたが、レディスプレリュードで彼女を勝利に導いた武豊騎手が『急遽の代打だったけど、何とか仕事ができました』と思いやり溢れるコメントをされたように、アーテルアストレアのパートナーは菱田騎手なんだと、トレセンでは誰もが認める固い約束と信頼があるんです。