大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は次週9/8(日)の京成杯AHで重賞初制覇を狙う辻野厩舎のディオについて。
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辻野厩舎のディオは来週の京成杯AHに出走します。
▲京成杯AHに出走予定のディオ
全21戦のキャリアの中で、大きく崩れたのは昨年のダービー卿CTだけ。3勝クラスまでは(おそらくディオにとって余裕がありすぎていて)毎回本気で走り切っていなく、レースを使いながら良化していくタイプでしたが、オープンに上がって本気で走るようになり、以前と同じような間隔のローテでは疲れが出てしまったようです。
敗因は明確。しっかり立て直し、間隔をとりながら調整された近2走は、リステッドの米子S、GIIIの関屋記念ともに1馬身半差2着です。
『重賞のタイトルを取らせなければいけない子』
と辻野調教師がおっしゃるように、どんな強い相手にも好走してきたディオ。淡々とペースを刻んでくれる逃げ馬がいれば走りやすい一方で、その逃げ馬に逃げ切りを許しがち…というのも、ちょっとおとぼけキャラのディオらしいといえばらしいのです。