大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は土曜東京メイン・アルテミスSに出走するマイエレメント、福永祐一調教師への取材レポートです。
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「やっぱり持っている脚力が違うのかなぁ、動くわ」
福永調教師が感心したような声でおっしゃっていたのは、今週の土曜東京メイン・アルテミスSに出走するマイエレメントのこと。
アルテミスSは来年の牝馬クラシックにも直結するレースだけに、ここでどんな競馬ができるかはそれぞれの陣営にとって非常に重要です。
マイエレメントは福永厩舎の2歳世代で初勝利を決めた馬なのですが、その父は福永調教師が騎手時代に主戦を務めGI(菊花賞)も共に勝利したエピファネイアと、何か不思議な縁を感じざるを得ません。
新馬戦の前は“口向きに難しさもある”とお聞きしていて、競馬でも抜け出してフワッとしたり幼さも見せましたが、それでも圧巻の強さ。上がりだけでいえば、同日に同じ条件で行われた重賞(新潟2歳S)よりも速かったんです。