大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は桜花賞に出走するエリカエクスプレス、エンブロイダリー陣営の取材レポートです。
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雨の中の桜花賞になりそうな予感です。
仁川では木曜日夜から今日の朝にかけてかなりの雨が降ったようですが、今のところ馬場に影響は出ていないそう。ですが、日曜日も早朝から雨なら、やはり馬場は悪くなるでしょう。
天気予報は外れることも多々あるのでなんとも言えませんが…、どちらに転んだとて、私が推したいのはエリカエクスプレスです。
2戦2勝でここへ。真面目な気性でスピードもあるため、今までの強い勝ち方、特に前走をあの時計で走った後は脚元に負担がこないか担当の植村助手は心配されたそうですが、決めるところをきっちり決め、余分に走らなくて良かった分、ずっとスッキリしているそう。
今回もまさにGI仕上げというか、加減なく攻めることができているのがその証拠ではないでしょうか。
1週前のウッドコース6ハロン78.3-62.6-48.5-34.8-11.2秒は破格の時計でしたが、これで「初めて苦しいくらいにまで攻めることができ、負荷をかけられました」と植村助手。それに見た目にはそこまでの時計が出ているようには感じられなかったため、エリカエクスプレス自身にはまだ余裕もあったのだと思います。
「終わってからの雰囲気も良かったです」(同助手)とのことで、今週木曜日に厩舎へ伺った際も非常に落ち着いており、カリカリもせずしっかりカイバを食べていました。
▲デビューから2連勝中のエリカエクスプレス