大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は平安Sに出走する関西馬から重賞初制覇を狙うテーオードレフォンと、パドック必見の1頭をご紹介いただきます。
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テーオードレフォンの前走・平城京Sは、5か月半の休養明け。本来なら2月の佐賀記念を使う予定だったのですが、筋肉痛が出て回避し、放牧に出ていたのです。
休み明けもあり、体はプラス10キロ。別定A(※)で、メンバーで最も重い59キロを背負っていました。
(※)基礎重量56キロ。収得賞金1600万円超過馬は超過額1200万円毎1キロ増
リフレッシュしたことで良い状態ではあったものの、上記の理由から色々とクリアしないといけないこともあった中で、勝ち馬にクビ差まで迫ったのは彼の底力。キンキンに仕上げるとスクみやすいところを考慮し、実質、速い追い切りは2本だけであのレースができたんです。
今回は中1週になりますが、当然、上積みは十分…いえ、上積みしかないでしょう。
京都で走るのは前走が初めてだったのですが、レース内容を見れば、すごく合っていたんだなというのが分かります。メンバーはかなり強力ですが、1枠1番も先行力のあるこの馬にとっては良い枠ですし、アッと言わせてくれると思います。
▲重賞初制覇を狙うテーオードレフォン