YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは4/23(水)の浦和・しらさぎ賞。発走時刻は17時45分です。
~内中枠有利のしらさぎ賞~
2007年から現行の牝馬限定の別定短距離重賞となったSIII・しらさぎ賞。優勝馬にはプラチナカップおよびスパーキングレディーカップの優先出走権が付与され、昨年優勝馬ツーシャドーはプラチナカップでも2着と好走しました。
しらさぎ賞が行われる浦和ダ1400mはホームストレッチからのスタートで1角までの距離が約300mあり、1500mや1600mほどの内有利傾向にはならないコース。特に揉まれる競馬を避けたい若駒戦では外枠有利になることも多いコースです。
ただ、古馬戦のしらさぎ賞ともなればやはり距離ロスを抑えられる内~中枠が有利で、過去10年の好走馬30頭中18頭が5番枠より内枠。昨年は2枠2番のサダムスキャットが9番人気2着と低評価を覆しています。
~フォーティナイナーのスピード~
1角までのポジション争いが重要なしらさぎ賞ではフォーティナイナー系のスピードが活きてきます。特にサウスヴィグラス産駒は過去10年でのべ11頭の好走馬を出しており、まさにしらさぎ賞における最重要血統といえる種牡馬です。
近年は直仔が減ってきたものの、昨年は母父にサウスヴィグラスの血を持つ馬が1、3着。Mr. Prospector系で同じ方向性にあるアフリートやGulchなどからも複数頭の好走馬が出ているため、これらの血と合わせてフォーティナイナー→サウスヴィグラスらしさを引き出した馬を狙いたいレースです。
◆フォーティナイナー
2015年1着ノットオーソリティ:父スウェプトオーヴァーボード
2015年2着ケンブリッジナイス:父サウスヴィグラス
2016年2着プリンセスバリュー:父サウスヴィグラス
2017年1着ニシノラピート:父サウスヴィグラス
2017年2着プリンセスバリュー:父サウスヴィグラス
2018年3着ニシノラピート:父サウスヴィグラス
2019年3着ストロングハート:父サウスヴィグラス
2020年1着ストロングハート:父サウスヴィグラス
2020年2着ヴィルトファン:父サウスヴィグラス
2021年2着ルイドフィーネ:父サウスヴィグラス
2021年3着ライゴッド:母父スウェプトオーヴァーボード
2022年1着アールロッソ:父サウスヴィグラス
2024年1着ツーシャドー:母父サウスヴィグラス
2024年3着ジゼル:母父サウスヴィグラス
【しらさぎ賞の最終見解】