プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「馬券特化型の2歳戦診断(9月7日~9月22日分)」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬:今回は2歳戦診断です。この期間にはクラシックに繋がるハイレベルなレースもありました。オープン競走、1勝クラス、新馬戦、未勝利戦の順番に解説していきます。「レベル判定の基準」と「レベル判定についての注意点」は以下の通りです。
【レベル判定の基準】
S: 重賞級の馬が複数存在
A: 重賞級の馬+オープン級の馬が存在
B+:オープン級+1勝クラスを勝てそうな馬が存在
B: 1勝クラスを勝てそうな馬が複数存在
C+:Bに近いC
C: 平均的なレベル。数頭は勝ち上がれる
C-:Dに近いC
D: 低レベル、勝ち上がる馬少ない
E: 低レベル、2着以下が勝ち上がる確率は低い
【レベル判定についての注意点】
・各ブロックの1勝クラスで勝てそうかどうかを基準に判定しているため、同じCでも、関東のCと関西のCでは、関西のCの方がレベルが高くなります
・芝1200m、芝1400mのCよりも、芝1600m以上のCの方が概ねレベルが高くなります
・ダート替わりで期待できる馬は「スマート出馬表」でチェックしてください。双馬メモに「馬場」と書いてある馬が、ダート替わり、芝替わりで期待できる馬です。
▼ピックアップレース(1)
9/14 中京9R ききょうS 芝1400 良
勝ち馬:スリールミニョン
双馬:平均レベルの少頭数レースで、特筆すべきことはありません。朝日杯FSや阪神JFに繋がる可能性は低いと思います。
▼ピックアップレース(2)
9/21 中山9R カンナS 芝1200 良
勝ち馬:エコロジーク
双馬:エコロジークがレコードで勝ちました。重賞でもそこそこ走れているモズナナスターとレイピアを寄せ付けなかったので、弱くはないんですけど、9月の中山芝は時計が信用ならないので過大評価しない方が良いでしょう。将来的にはダートで活躍しているんじゃないかな、と僕は思っています。
▼ピックアップレース(3)
9/21 中京8R 野路菊S 芝2000 良
勝ち馬:エリキング