プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「馬券特化型の2歳戦診断(9月28日~10月20日分)」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬:今回は2歳戦診断です。約1か月ぶりでレース数も多いので、クラシックや年末のGIに繋がりそうなレースを取り上げたいと思います。新馬戦と未勝利戦に関しては、レベルの高いレースだけ抜き出して文末に掲載しておきます。
▼ピックアップレース(1)
9/28 中山9R
芙蓉S(OP) 芝2000 良
勝ち馬:ジェットマグナム
双馬:例年メンバーが揃わない芙蓉Sですが、今年もレベルは高くありません。その中で単勝1.5倍に支持されたのがミッキーマドンナです。新馬戦の診断で「次走は様子見で、人気していたら疑ってかかったほうが得」と言っていましたが、やはり3着に負けました。牝馬で2000mの新馬戦を使った時点で桜花賞路線に乗るのは難しかったんですが、ここで負けたとなるとさらに難しくなります。
▼ピックアップレース(2)
9/29 中山9R
サフラン賞 芝1600 良
勝ち馬:クリノメイ
双馬:例年、阪神JFに繋がっているレースですが、今年はレベルが高くありませんでした。タイムも平凡です。高速決着だったスプリンターズSの週なので、馬場が遅いということは絶対にありえないですからね。2連勝なのでクリノメイはそれなりに評価されると思うんですけど、内容は濃くないので、もし過剰人気するなら評価を下げた方が良いでしょう。
単勝1.2倍で5着に負けたエンブロイダリーは、出遅れて大外をブン回したのでどうにもなりませんでした。これはしょうがないので、エンブロイダリーだけは巻き返す要素があります。
▼ピックアップレース(3)
10/5 東京11R
サウジアラビアRC 芝1600 稍
勝ち馬:アルテヴェローチェ