プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは馬券特化型の2歳戦診断(9月19日~9月27日分)」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬:今回は2歳戦診断です。野路菊S、芙蓉S、サフラン賞の評価をして、注目の新馬戦、未勝利戦をピックアップしたいと思います。秋の新馬戦らしく良血馬が多くなってきたので、ぜひチェックしてみてください。
──では、解説よろしくお願いします。
双馬:「レベル判定の基準」と「レベル判定についての注意点」は以下の通りです。
【レベル判定の基準】
S:重賞級の馬が複数存在
A:重賞級の馬+オープン級の馬が存在
B+:オープン級+1勝クラスを勝てそうな馬が存在
B:1勝クラスを勝てそうな馬が複数存在
C+:Bに近いC
C:平均的なレベル。数頭は勝ち上がれる
C-:Dに近いC
D:低レベル、勝ち上がる馬少ない
E:低レベル、2着以下が勝ち上がる確率は低い
【レベル判定についての注意点】
・各ブロックの1勝クラスで勝てそうかどうかを基準に判定しているため、同じCでも、関東のCと関西のCでは、関西のCの方がレベルが高くなります。
・芝1200m、芝1400mのCよりも芝1600m以上のCの方が概ねレベルが高くなります。
・ダート替わりで期待できる馬は『スマート出馬表』でチェックしてください。双馬メモに「馬場」と書いてある馬が、ダート替わり、芝替わりで期待できる馬です。
▼ピックアップレース(1)
9/19 阪神8R 野路菊S 芝1600 良
勝ち馬:ブラッドバローズ
双馬:新馬戦で高評価した馬が数頭いたので、面白そうなレースだと思っていましたが、結果はちょっと残念でした。
勝ったブラッドバローズは新馬戦も逃げ切りで、今回も同じくらいのペースでした。2回ともペースに恵まれているので、強いかどうかは正直分かりません。おそらくトップレベルの強さはないと踏んでいます。重賞ではこんなスローペースで逃してくれないでしょうから、次走は過剰人気になる可能性の方が高いでしょう。
2着はコントレイル産駒のシティオブドリームです。向かない短縮ローテでも前走より追走が遅くなったので対応することができました。
上がり32秒8を使えるコントレイル産駒は稀ですが、ゴーイントゥスカイのように母方をアメリカンで固めた配合からはスピードがあるタイプがたまに出るのかもしれませんね。プルピットと相性が言い可能性も考えられます。ただ、トップレベルとまでは言えません。
3着ジーティーサクラが問題です。新馬戦の評価では「クラシック路線に乗ってくる」と言っていたんですが、とても残念な内容でした。スローペースで差し届かなかったんだとしても、GI級であれば差せるはずなんです。
しかも、コントレイル産駒にキレ負けした時点で評価を落とそうと思いました。次に重賞を使うとしてもスローペースしか経験していないという不安要素があるので、人気になるなら疑った方が良いでしょう。もしそこで走ったら再評価すればいいだけです。
4着メイショウセイクウも新馬戦で高評価しました。これは血統の壁です。デクラレーションオブウォー産駒で母父もブラックタイドですから、キレ負けは気になりません。
逆に、新馬戦であれだけの瞬発力を見せたことを評価すべきで、時計がかかる馬場ならもっとやれると思うので、こちらの評価は下げません。
▼ピックアップレース(2)
9/26 中山9R 芙蓉S 芝2000 重
勝ち馬:スタースポット
