競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
さて、早速ですが今回は誰もが認める現代のJRA最強ジョッキー・ルメール騎手を取り上げようと思います。当コラムも11回目を迎えますが、実はまだ取り上げていなかったのです。
言わずもがな、ルメール騎手は年間200勝前後を挙げるスーパージョッキーです。2019年以降、先週終了時点で重賞50勝、GI・18勝というとてつもない記録を作り続けており、特に直近2年弱の期間は短期免許の外国人騎手の来日が激減したことにより、もはや有力馬の独占状態が続いています。
もっとも、本コラムでは当然のことながらルメール騎手の強みだけでなく、弱みも明らかにして行こうと思います。
繰り返しになりますが、騎手を馬券に生かす上で大事なことは、「特徴の有無」です。「上手い下手」ではない。ましてルメール騎手は衆目一致の“上手い”騎手です。当然強みは多いわけですが、その中でもどこが特に強みなのか、そして意外なほど弱い部分はどこなのか? 早速、じっくり見て行きましょう。
~ルメール騎手は外国人らしからぬ「リズム系」ジョッキー~