競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
今年始まった本コラムも、今回で……年内最後です。あ、安心してください。来年も続きますので(笑)。
さて、最後なので何か企画を…とも思ったのですが、今回は通常運転でいきます。もっとも、せっかくなのでお年玉のつもりで、とっておきのジョッキーを取り上げようと思います。
というわけで今回は、遂に登場! 丸田恭介騎手です。
って、言われても、もしかしたら「???」の方もいらっしゃるかもしれません。2021年、丸田騎手は合計17勝、目立つ存在ではないかもしれません。加えて、今年もしベタ買いしていたとすると…
単勝回収率:49%
複勝回収率:59%
この数字を見たら、「あ、儲からない騎手だな」と思う方もいるかもしれません。ですが、実はこういうデータってあまり意味がないんですよね。だって、ベタ買いしないですから。複勝回収率◯◯%っていうのはもちろん参考にはなりますが、実際複勝を均等に買い続けたりしないですから、目安でしかない。大穴一撃で大きく動きますし、所詮はデータです。
というわけで、前置き長くなりました。今回は丸田恭介騎手を解析していきます。早速、じっくり見て行きましょう。
~筆者の愛する隠れ名手~
いきなりですが、私はJRAの中で誰がお気に入りジョッキーか? と言われれば、もしかしたら丸田騎手と答えるかもしれません。もちろん横山武史騎手や田辺騎手も好きなのですが、ちょっと捻りを加えたいじゃないですか。サザンで何の曲が好き? と聴かれて『TSUNAMI』とは言わないのと同じです(わかりづらい例えだったらスミマセン。苦笑)。
さて、丸田騎手がなぜ好きかといえば、理由は3つ。