競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
あけましておめでとうございます! 今年も「TAROのジョッキーズファイル」をよろしくお願いいたします。2022年も、騎手への愛を忘れず、馬券に繋がる解析をしていきたいと思っています。
さて、今年最初は関東の勝浦正樹騎手を取り上げます。
関東の勝浦騎手は、既にキャリア約25年。もう大ベテランといってもいい域に入っています。リーディングを争うような派手な活躍をするわけではないですが、直近3年も16勝→17勝→19勝と安定しており、いわばいぶし銀ともいえる渋い存在。そして何より、「騎乗スタイルがわかりやすい」ジョッキーでもあります。
何度も申し上げている通り、騎手を馬券に生かす上で大事なことは「上手いかどうか」よりも「わかりやすいかどうか」です。その点で、“外出しオジサン”こと、柴田善臣騎手(第4回参照)もそうですが、関東のベテラン騎手はすでに騎乗パターンが確立されており、とてもわかりやすいのです。早速見て行きましょう。
~セイウンコウセイでも差して好走の末脚型騎乗~
近年は重賞での活躍もそこまで目立っていない勝浦騎手ですが、年明け早々穴馬を立て続けに持って来て存在感を示しています。先週の3日間開催では、土曜日の黒竹賞で12番人気のワカミヤプレストに騎乗し2着。さらに翌日曜日のポルックスSでは14番人気クレスコブレイブに騎乗し2着、3連単70万超の大波乱に貢献しました。